名古屋弁講座
 名古屋弁の、今日の話題

「瀬戸弁うちわ」にみる
名古屋弁と瀬戸弁の微妙な違い
瀬戸市、尾張旭市、長久手町を放送エリアにするFM局「尾張東部放送 
RADIO SAN-Q FM84.5」が実施している「瀬戸弁うちわ企画」が話題で
す。うちわの裏面に「瀬戸弁」、表面に広告が掲載されて、夏季の宣伝広
告、販促企画に活用されているもの。内容は、瀬戸弁番付となっていて、
手元にあるのは、東の横綱が「ごんか(やんちゃ)」、西の横綱が「ほや
(そう/肯定)」で、これらは名古屋では使わず瀬戸弁オリジナル。前頭に
ある「すやくる(手を抜く)」や「だだくさ(粗末)」は名古屋弁と共通です。

瀬戸では、標準語でアイ、オイ、ウイにあたる母音連続を、アー、オー、
ウーと発音します。たとえば、標準語で「あかい」は「アカー」、「ふと
い」は「フトー」、「うすい」は「ウスー」というように、長く伸ばす発
音を使います。名古屋弁では、「あかい」を「アケャア」と発音します。
名古屋弁と瀬戸弁が、かなり重複している中で、この発音は瀬戸弁の大き
な特徴と言えます。瀬戸の方を映画に誘うときは「今日は、サブーで、ハ
ヨー、映画観にイコマー」。瀬戸では名古屋人のように、「映画観にイコ
ミャア」とは言わないので、気をつけたいものです。暑い夏に、「瀬戸弁
うちわ」をあおぎながら、地元の大事な「ことば」瀬戸弁の勉強ができる
のは、ステキな企画です。

【「瀬戸弁うちわ」の問合せ先】
株式会社尾張東部放送 〒489-8450 愛知県瀬戸市仲切町22
電話:0561-85-3555  FAX0561-56-1861

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